杖と剣のウィストリアとダンまちの繋がりはある？フィンは同一人物？

など思っている人もいるのではないでしょうか？

「杖と剣のウィストリア」と「ダンまち」は同一作者・大森藤ノによって書かれた人気ライトノベル作品です。

キャラクターの名前や世界観に共通点が多いことから繋がりを感じる方も多いですが、実際のところはどうなのか気になりますよね…

そこで今回は杖と剣のウィストリアとダンまちについて、「実際の繋がり」「共通点と相違点」「クロスオーバーの可能性」について紹介します。

この記事は杖と剣のウィストリアとダンまちの繋がりについて、アニメやライトノベルファンが気になる疑問に答える内容を書いています。

ぜひ参考にしてみてください。

【結論】「杖と剣のウィストリア」と「ダンまち」の繋がりはある？

杖と剣のウィストリアとダンまちの繋がりは、作者が同じだけという点のみです。

この2つの作品について、以下2つの観点から詳しく見ていきましょう。

• 両作品の世界観に共通点はある？
• フィンは同一人物？

両作品の世界観に共通点はある？

両作品の世界観には確かに類似点があります。

両作品とも大森藤ノが原作を担当しているため、創作の特徴が感じられる部分があるのです。

例えば、両作品ともファンタジー世界を舞台にしています。

主人公が努力と成長を重ねていく物語展開も共通しています。

魔法や冒険などの共通するファンタジー要素が満載です。

両作品とも、ダンジョンが物語の重要な舞台となっているんです。

ダンまちでは、オラリオの地下に広がる巨大ダンジョンが冒険の中心です。

一方、杖と剣のウィストリアでも、魔法学院の生徒たちがダンジョン攻略に挑みます。

魔法や特殊能力を持つキャラクターたちの活躍も、両作品の魅力です。

ただし、杖と剣のウィストリアでは主人公が魔法を使えないという逆転の発想が面白いところです。

フィンは同一人物？

杖と剣のウィストリアに登場するフィンはダンまちとは無関係です。

杖と剣のウィストリアの20話に登場したフィンは、ダンまちのフィンとは全くの別人物なのです。

両作品の世界観や設定が根本的に異なるからです。

杖と剣のウィストリアのフィンは、「光の一族」に属する謎めいた人物として描かれています。

一方、ダンまちのフィン・ディムナは、ロキ・ファミリアの団長として知られる冒険者です。

名前が同じだけで、その背景や立場は全く異なります。

両作品とも大森藤ノさんが原作を担当しているため、キャラクター設定に類似点があるのは事実です。

しかし、それぞれの作品内での役割や存在意義は全く別物なのです。

「杖と剣のウィストリア」と「ダンまち」の相違点

杖と剣のウィストリアとダンまちには、明確な相違点がいくつもあります。

同じ作者が手がけた作品ながら、それぞれ異なる魅力を持っています。

• 主人公と登場人物の特徴の違い
• 作品の世界観の違い
• 連載媒体とターゲット層の違い

主人公と登場人物の特徴の違い

杖と剣のウィストリアとダンまちの主人公は、全然違う特徴を持っています。

杖と剣のウィストリアのウィル・セルフォルトは、魔法が全く使えないという大きな弱点を抱えています。

でも、彼は剣の腕前が抜群で、精神力も強いのです。

魔法至上主義の世界で、魔法なしでどう生き抜くかが彼の成長物語となっています。

対して、ダンまちのベル・クラネルは最初こそ弱小ファミリアの一員でした。

彼には「憧れ」という特殊能力があり、それによって急成長していきます。

ベルの成長は、ダンジョンでの冒険や出会いを通じて、冒険者としての実力を磨いていく過程です。

登場する仲間たちもそれぞれ特徴が異なります。

ダンまちでは冒険者ギルドやファミリアに所属する個性豊かなキャラクターが登場します。

一方、杖と剣のウィストリアでは魔法学院の生徒や教師たちが中心となっています。

作品の世界観の違い

杖と剣のウィストリアとダンまちは、舞台設定や世界観が大きく異なります。

杖と剣のウィストリアは、魔法至上主義の世界が舞台です。

リガーデン魔法学院という学園が物語の中心となっています。

この世界では魔法の能力が社会的地位を左右しており、学院内でも能力によるランク付けがされています。

魔法が使えない主人公がどう立ち向かうのかという学園ファンタジーとなっています。

一方、ダンまちの舞台は「オラリオ」という都市です。

この世界では神様が天界から地上に降りてきて冒険者たちと一緒に暮らしています。

冒険者たちはファミリアと呼ばれる神様の家族に所属し、神様の恩恵を受けながらダンジョンでモンスターと戦います。

オラリオの地下に広がる巨大ダンジョンが冒険の中心となる冒険ファンタジーなのです。

このように、両作品の世界設定は全く異なります。

連載媒体とターゲット層の違い

杖と剣のウィストリアとダンまちは、連載媒体もターゲット層も異なります。

杖と剣のウィストリアは、講談社の「別冊少年マガジン」で連載中です。

この雑誌は10代後半から20代前半の男性読者がメインターゲットです。

より幅広い年齢層の読者を想定しており、月刊連載という形態でじっくりとストーリーが展開されています。

大森藤ノが原作を担当し、青井聖が作画を務める漫画作品です。

一方、ダンまちはソフトバンククリエイティブのGA文庫から刊行されています。

ライトノベルは主に中高生から20代前半の読者をターゲットにしています。

若い読者向けの内容となっており、大森藤ノが文章を書き、ヤスダスズヒトがイラストを担当しています。

連載媒体の違いは、ストーリーの展開スピードにも影響しています。

杖と剣のウィストリアは月刊連載なのでじっくりと物語が展開します。

ダンまちは単行本形式で刊行されるため、各巻でより濃密な展開が可能となっています。

このように、両作品は異なるアプローチで、それぞれの魅力を発揮しているのです。

「杖と剣のウィストリア」と「ダンまち」クロスオーバーする可能性は？

「杖と剣のウィストリア」と「ダンまち」がクロスオーバーする可能性について考えてみましょう。

ファンの間では話題になっているこの可能性について、各観点から見ていきます。

• 可能性は低いがゼロではない
• 同じ登場人物が複数いる
• 一番の根拠は作者が同じため
• 過去にも同じ作者で違う作品とのクロスオーバーはあった

可能性は低いがゼロではない

「杖と剣のウィストリア」と「ダンまち」のクロスオーバーの可能性は低いですが、ゼロではありません。

現時点では公式情報として両作品の繋がりは確認されていません。

大森藤ノ自身も、両作品の繋がりについて明確な言及をしていないのが現状です。

両作品は設定や世界観が大きく異なります。

ダンまちではダンジョンを冒険する冒険者と神々の物語が描かれています。

一方、杖と剣のウィストリアでは魔法学院を中心とした魔法至上主義の社会が舞台です。

このように異なる設定の作品をクロスオーバーさせるのは簡単ではありません。

しかし、作者が同じであり、似たキャラクターの登場などから、可能性はゼロではないと言えるでしょう。

今後の展開次第では、何らかの形でクロスオーバーが実現する可能性も残されています。

同じ登場人物が複数いる

クロスオーバーの可能性を示す大きな根拠として、同じ登場人物が複数存在することが挙げられます。

まず最も話題になっているのは「フィン」というキャラクターです。

ダンまちのフィン・ディムナはロキ・ファミリアの団長として知られる金髪の小柄な冒険者です。

杖と剣のウィストリアにも、見た目も名前も同じ「フィン」というキャラクターが登場します。

さらに、フィルヴィスとレフィーヤというキャラクターも両作品に登場しています。

『杖と剣のウィストリア』の世界ではエルノールに仕える仮面のエルフの少女コンビとして描かれています。

名前・種族・容姿が『ダンまち』世界のフィルヴィスとレフィーヤに一致しているのです。

そのほかにも、ドワーフのガレスなど歴史上の登場人物として共通するキャラクターが存在します。

これらのキャラクターの存在は、両作品の世界に何らかの繋がりがあることを示唆しています。

しかし公式では、これはスターシステム（作者が異なる作品で同じまたは似たキャラクターを登場させる手法）の一環であるとの見方が強いです。

一番の根拠は作者が同じため

クロスオーバーの可能性を支える最大の根拠は、両作品の作者が同じ大森藤ノであるという点です。

作者が同じであれば、異なる作品間でのクロスオーバーを実現させることが比較的容易です。

大森藤ノは、ダンまち（正式タイトル：ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか）を2013年から刊行しています。

杖と剣のウィストリアは2021年1月から連載が開始されました。

同一の作者であれば、世界観や設定の繋がりを自由に創作することができます。

また大森藤ノの作品には共通する要素が多く見られます。

例えば、弱小から始まり成長していく主人公像や、ダンジョンの存在などです。

これらの共通点から、両作品が同一の世界観や時間軸の中に存在する可能性も否定できません。

作者本人が意図的に共通するキャラクターを登場させていることからも、将来的なクロスオーバーの伏線となっている可能性はあります。

過去にも同じ作者で違う作品とのクロスオーバーはあった

実際に、過去にも同じ作者による異なる作品間でのクロスオーバーは存在します。

杖と剣のウィストリアの1巻発売を記念して、ダンまちとのコラボポスターが全国書店に登場したことがありました。

また、BOOK☆WALKERではダンまち17巻購入者に、大森さん書き下ろしのコラボショートストーリーがプレゼントされています。

これらの企画は、両作品の関連性を匂わせるものとなっています。

また、他の作家の例を見ても、同一作者による異なる作品間でのクロスオーバーは珍しくありません。

例えば、「ダンまち」のゲームアプリ「ダンメモ」では、アルゴノゥトなど過去の英雄と本編の登場人物との関連性が判明しています。

このような前例を考えると、将来的に何らかの形でクロスオーバー作品が登場する可能性は十分にあります。

ファンからの要望も強いため、商業的な観点からも実現の可能性が考えられます。

すでに複数の共通キャラクターが存在する状況は、将来的なクロスオーバーへの布石と見ることもできるでしょう。

【まとめ】杖と剣のウィストリアとダンまちの繋がりはある？フィンは同一人物？

杖と剣のウィストリアとダンまちの繋がりは作者が同じ大森藤ノさんで、キャラクターや世界観に類似点がある作品について。

杖と剣のウィストリアとダンまちは同じ作者が手がけているため、フィンという同じ名前と外見のキャラクターが登場しました。

また、両作品ともダンジョンやファンタジー要素が共通していましたが、魔法学院を舞台にした杖と剣のウィストリアと冒険者ギルドを中心にしたダンまちは異なる世界観で描かれていました。

過去にはコラボポスターやショートストーリーが発表されたこともあり、将来的なクロスオーバーの可能性も考えられますが、現時点では両作品の公式な繋がりは確認されていません。

同じ作者の異なる魅力を持つ両作品を楽しんでみてはいかがでしょうか。